神社のお祭りに関わるさまざまなプロジェクトです。
2019年(令和元年)地元中学校の職場体験学習と近隣大学の地域社会貢献活動のコラボから生まれた、祭礼における地域のクリーン活動です。中学生のアイディアと大学生の命名をもとに、祭礼のごみを持ち帰るための「#きらっとバック」が誕生しました。祭礼の日に6,000枚限定で無料配布し、会場のいたるところには、中学生が作成したポイ捨て・自転車の放置禁止「自転車は自転車置き場へ」のポスターを掲示しました。令和元年は東武東上線、商店会、町会、神輿の会、上板橋第一中学校、上板橋第三中学校、淑徳大学、東京農業大学の皆さんが一緒にプロジェクト活動をしました。
祭礼以外の時期には毎朝、森の番所活性化プロジェクトと協同してときわ台駅周辺の清掃活動を継続しています。
コロナ禍でも露店とお神輿が出ないだけでお祭りは例年通り行われます。お祭りにはどういう意味があるのか、どういうことをしているのかは、知らない人も多いはず。こんな時だからこそ、本来の意味をしっかりと伝えることが大切なのではないかと考えました。「神明(しんめい)さま号外」のデザインを「お祭り」の解説書仕様にしました。
お神輿(みこし)は、神様に街を見て歩いてもらうために「御魂(みたま)入れ」という神事を行い、神様をお神輿にのせて街へ繰り出します。2020年度は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、お神輿が街には出ません。それでは、代わりにバックに神輿の絵をプリントして、街の人たちにバックを肩に担いでもらい、街へ繰り出してもらおう、そして、神様に街を見てもらおう、というコンセプトのもと「ワッショイ!トート」を制作しました。
お祭りについて
本来の「祭」は、その字が示すように、神さまに対して、お供え物をして「感謝」や「祈り」を捧げるものです。9月21日の例祭も、神さまにお供えをして「祈り」や「感謝」を捧げる「祭」は何も省略せずに行い、神輿に代わる神幸(じんこう)行事を行います。科学がこれほど進んだ今でも、様々な自然災害や新型コロナウィルスで、誰もが悩み苦しみまた不安に思っています。今年の「例祭」は、「感謝」とともに早く平穏な日々を取り戻したいという「みんなの願い」をこめて祈ります。
御魂入れについて
お祭りの前の日、神職(しんしょく)がいつもは神社にいる神様にお神輿(みこし)に遷(うつ)っていただく儀式をします。神さまの御魂(みたま)はロウソクの火のようにいくつにも分かれることができると言われています。神様がお神輿にのって街を歩くのです。